Laplace 方程式 
 の境界値問題をポテンシャル問題という。
正則関数の実部・虚部は調和関数 (ラプラス方程式の解) であるため、
関数論のあちこちの重要な場面でポテンシャル問題が登場する。
例えば関数論で重要な定理の一つである Riemannの写像定理に現れる
等角写像を求めるためにも、ポテンシャル問題が現れる。
 の境界値問題をポテンシャル問題という。
正則関数の実部・虚部は調和関数 (ラプラス方程式の解) であるため、
関数論のあちこちの重要な場面でポテンシャル問題が登場する。
例えば関数論で重要な定理の一つである Riemannの写像定理に現れる
等角写像を求めるためにも、ポテンシャル問題が現れる。
(2次元渦無し非圧縮流の速度ポテンシャル  は、
Laplace 方程式のNeumann境界値問題
 は、
Laplace 方程式のNeumann境界値問題
 in
   in 
 on
   on 
 
ここでは少し一般化した Poisson 方程式の境界値問題
 は平面内の領域で、
 は平面内の領域で、
 と
 と 
 はその境界
 はその境界 
 を分解したもの
である(
 を分解したもの
である(
 ,
, 
 が成り立つ)。
 が成り立つ)。 は
 は
 上の点における、
 上の点における、
 の外向き単位法線ベクトルである。
 の外向き単位法線ベクトルである。
 ,
,  ,
,  は与えられた関数である。
 は与えられた関数である。
実は、この問題は非常に筋の良い問題であり、 様々な数値計算法が適用出来る。 ここでは、(1) 差分法, (2) 有限要素法, (3) 基本解の方法を紹介する。
差分法、有限要素法は、偏微分方程式に対する数値解法の、 二大スタンダードと言えるもので、 そういう有名な方法を紹介出来るのは有意義と考えられる。 基本解の方法は、微分作用素の簡単な基本解が分かっているという、 Laplace 方程式の特徴を最大限に生かす方法で、 Laplace方程式の解法としては特に優れていると言える。