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2.1 おさらい
流体の2次元の流れを考える。速度場を
とするとき、
で定義される
を渦度と呼び、いたるところ
であるとき、 流れは渦なしという。
非圧縮条件
が成り立つとき、流れは非圧縮であるという。
渦なしならば速度ポテンシャルが存在:
s.t.
. さらに非圧縮ならば
.
例えば領域の境界で
が分かれば、
(in
)
(on
)
非圧縮ならば流れ関数が存在:
s.t.
. さらに渦なしならば
.
渦なし非圧縮ならば
は正則関数で、
.
曲線で、その接線ベクトルが速度ベクトルと方向が同じものを流線と呼ぶ。 定常流の場合、流線は粒子の軌跡と一致する。
定数 は流線を表す。
定数 で表される曲線を等ポテンシャル線と呼ぶ。
渦なし非圧縮流では、流線と等ポテンシャル線は互いに直交する。
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桂田 祐史
2015-07-22