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3.6 まとめ

一次元の波動方程式を、フリードリクス(Friedrichs)の差分法を用いて 解いた差分解の安定性は $ 0<\lambda\le1$ (初期条件問題の場合の証明は参考文献,4、にある)である。 $ 0<\lambda<1$の時、差分解は安定してるが時間が立つと0になり、 波動は止まってしまい、エネルギーも0になる。 $ \lambda =1$の時、差分解は安定し、エネルギーの保存則が成り立つ (これは、証明できた)。 $ \lambda>1$の時、差分解は不安定で時間が立つと発散する。また、 波動もエネルギーも発散する。 よって、波動方程式の厳密解に最も近い差分解を求めるには、 $ \lambda =1$を採用すれば良いだろう。


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Masashi Katsurada
平成14年11月29日