一次元の波動方程式を、フリードリクス(Friedrichs)の差分法を用いて
解いた差分解の安定性は
(初期条件問題の場合の証明は参考文献,4、にある)である。
の時、差分解は安定してるが時間が立つと0になり、
波動は止まってしまい、エネルギーも0になる。
の時、差分解は安定し、エネルギーの保存則が成り立つ
(これは、証明できた)。
の時、差分解は不安定で時間が立つと発散する。また、
波動もエネルギーも発散する。
よって、波動方程式の厳密解に最も近い差分解を求めるには、
を採用すれば良いだろう。