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熱方程式は(時間が経つと温度が場所に依らず一様になるという)現象とし
ては少々地味なものでしたが、波動方程式は工夫次第で色々な現象が観察でき
てなかなか面白いものです。
今回例題プログラムとして用意した wave1d.c を元に色々実験してみ
てください。
- を変えて実験してみる。
が安定性の条件で、
精度を考えると が良い、ということになっているのだが。
- 初速が 0 でないもの。
- Neumann 境界条件にしてみる。端での波の反射の状況はどう変わるか?
- 波の速さは本当に か? (サンプル・プログラムの場合 か?)
上の二つの例では、いずれも としてあります。これは時刻 で
弦をそっと放した(=速度が 0)場合で、波の山が左右に二つに割れて、そ
れぞれ同じ速さで反対向きに進んでいくことになりますが、 を適当に設定
すると、「山」の動きをコントロール出来ます。
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Masashi Katsurada
平成14年11月29日