9.3 MacPorts

(事前に Xcode をインストールしておくこと。話はそれから。)


MacPorts は更新は面倒だけれど、新規にインストールするのは難しくない。

MacPorts の入手

MacPorts Project が総本山。 英語がすらすら読めるならば、それで十分 (かもしれない…)。

Installing MacPorts から、 自分の Mac の macOS のバージョンに適合した MacPorts を選んでダウンロードする。 例えば、HighSierra の場合、 MacPorts-2.4.3-10.13-HighSierra.pkg というパッケージをダウンロードすることになる。

MacPorts の情報

やはり、 MacPorts Project にある Guide (documentation) が一番信頼がおける。


MacPorts のインストーラー (pkg ファイル) を実行すると、 (ターミナルで使う) シェルの設定ファイルが書き換えられて、 PATH に /opt/local/bin が追加される。 その後に起動したターミナルでは有効になっているはず。

自動的にやってくれるわけであるが、 正しく設定されたかをチェックする必要があるかもしれない。 ターミナルで
which port
(port で実行されるコマンドはどれ?)
として、/opt/local/bin/port と表示されることを確かめよう。

注意: 設定ファイルを書き換えても、すでに起動済みのシェルに反映されない。 シェルを新しく起動するか (ターミナルを起動し直せばシェルも新しく起動される)、 source コマンドで設定ファイルを再実行すると良い。 例えば、 多くの人は ~/.profile が設定ファイルになっている。 その場合は
source ~/.profile
とすれば良い。

必要な port のインストール

現象数理学科 Mac って、結局のところ、 どの port をインストールしているのだろう? (私は知りません。) 必要になったときにインストールする、で良いと思う。 よく使いそうなものとしては、gnuplot, ImageMagick, ffmpeg くらいかな?
ターミナルで一つ一つ実行する
sudo port install gnuplot
sudo port install ImageMagick
sudo port install ffmpeg

MacPorts の更新

MacPorts とその ports の更新は、日常的には、ターミナルから
更新のおまじない
sudo port selfupdate
sudo port upgrade outdated
とすれば良い (最初のコマンドは、MacPorts 自身の更新。 二つ目のコマンドは、 インストール済みの ports のうちで古くなっているものの更新。)。



桂田 祐史