この授業では、 TEX の一種である LATEX (正確にはその日本語対応版 pLATEX) を 使ってもらうことにします。
TeXShop を起動してみよう。 色々な設定の仕方がありうるけれど、 必ず出来そうなのは、 Finder でアプリケーションから TeXShop をダブルクリックして起動する、 というやり方である。
“名称未設定-1” という名前のついたウィンドウが出て来るはずで、 キーボードから入力して、図 1 のようにしよう。
[ファイル] メニューから [書き出す] を選択すると、 書き出し名を尋ねられるので、 適当な場所、適当な名前を指定する。 自分で TEX 文書用のディレクトリィやゼミ授業のディレクトリィを準備して、 そこに保存するのが良いが、 ここでは書類ディレクトリィに保存する。
少し書き足してみよう。
myfirst.tex |
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle} \usepackage[a4paper]{geometry} \usepackage{amsmath,amssymb} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{otf} \begin{document} \title{初めての\TeX} \author{桂田 祐史}% ここは自分の名前にする \date{2021年4月20日} \maketitle こんにちは。 \[ \int_{-\infty}^{\infty} e^{-x^2} dx=\sqrt{\pi}. \] \end{document} |
[ファイル] メニューの項目 [保存] を選び、 myfirst.tex という名前で保存しよう (名前には “myfirst” とだけ入力すれば良い)。
[タイプセット] ボタンを押すと、入力間違いがなければ、 図 5 のようになる。
便利な工夫 最初に書いた
LaTeX_Osusume_Template.tex |
\documentclass[12pt,leqno,dvipdfmx]{jarticle} \usepackage[a4paper]{geometry} \usepackage{amsmath,amssymb} \usepackage{graphicx} \usepackage{otf} \begin{document} \title{}% タイトル \author{}% 自分の名前にする \date{2019年月日} \maketitle %\tableofcontents \end{document} |
ターミナルで実行すると、ひな形が用意できる |
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/text/LaTeX_Osusume_Template.comment curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/text/LaTeX_Osusume_Template.tex cp -p LaTeX_Osusume_Template.* ~/Library/TeXShop/Stationery |
その他にも、 ~/Library/TeXShop/Templates においたファイルを「テンプレート」として取り込む機能がある。
案外テンプレートに登録する方が便利? |
cp -p LaTeX_Osusume_Template.* ~/Library/TeXShop/Templates |