図は文字と比べて大きいのが普通で、 組版で位置を決めるのが難しい (論理的な順番を尊重しすぎると、 大きな余白が出来たり、おかしな組版になってしまう)。 同じようなものに表がある。 TEX は、図については figure 環境で、 表については table 環境で扱うのが良い、とされている。
ひな形としてはこんな感じ |
\begin{figure}[htbp] \centering \includegraphics[なんとかオプション]{かんとかファイル名} \caption{図の説明 (いわゆるキャプション)} \label{figure:引用するための文字列} \end{figure} |
(ようやく頭に入ったと思ったら、TeXShop のテンプレートは、 これとほぼ同じものをペタッと貼り付けてくれるんですね。)
ときどき、配置しない図がたまりすぎて、TEX がこけることがある。 そういうときは、\clearpage で、 たまっている図を吐き出す (あまりきれいな配置にならなくても、 強制的に配置する)。
キャプションを複数行書きたければ ccaption パッケージを 読み込んで、\legend{} を使う。
\usepackage{ccaption} ... \caption{キャプション(1行目)} \legend{キャプション(2行目)} |
図の配置位置を TEX 任せにせずに、自分の指定した位置に出したければ、 float パッケージを読み込んで [H] を使う (H は「絶対にここ(here)」という意味らしい。 昔の here.sty みたいなものか?)。
\usepackage{float} ... \begin{figure}[H] ... \end{figure} |
桂田 祐史