細かいけど大事な話: 記号について

まず、そのまま入力&表示できるものとして、

!     "     '     (     )     -     =     `     @      [     ]     +     *     ;     :     ?     ,     .
がある (マイナス - は、1文字の場合、2文字連続の場合、 3文字連続の場合で、 それぞれハイフン \fbox{-}, en-dash \fbox{-}, em-dash \fbox{-} となるので、 そのまま入力できるものと考えるべきではないかもしれない。 もっとも通常、マイナスは数式中に現われるものだから 「$-$ と書く」と覚えるべきかも。)。

一方、シャープ # などは、そのまま入力したのではダメで、 これはバックスラッシュ \を前につけて \ # と入力する必要がある (\でエスケープする、という)。 同様にエスケープする必要がある文字としては、

#     $     %     &     _     {     }
がある。

$$ で囲んで、数式モードで扱うべき文字としては

$ \vert$     $ <$     $ >$     $ -$
がある。

難しいのは次の3 文字で、 これを表示するには、(右側に書いた)専用のコマンドを用いなければいけない。

~ \textasciitilde
\ \textbackslash
^ \textasciicircum

日本人専用の応急処置として、 難しい文字の入力には漢字を使う、という手がある (やや幅広になってしまうけれど)。 #$%&_{}|<>〜\という感じで簡単。

桂田 祐史
2020-03-01