数式の書き方は後回しにして、 見本で使うような基本的事項を説明しておく。
LATEX 文書で最低限必要なのは次の内容である。
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle}% スタイルの指定 \begin{document} \end{document} |
レポート等では、タイトル、著者名、日付が必須なので、 次のようなものが必要と思って良い。
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle}% スタイルの指定 \begin{document} % この行は注釈。次の4行でタイトル、著者名、日付を表示する \title{レポート課題X} \author{1年2組99番 桂田 祐史} \date{2019年4月20日} \maketitle \end{document} |
特殊文字以外は \begin{document} と \end{document} の間に書けば表示される。
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle}% スタイルの指定 \begin{document} % この行は注釈。次の4行でタイトル、著者名、日付を表示する \title{レポート課題X} \author{1年2組99番 桂田 祐史} \date{2019年4月20日} \maketitle ここにフツーの文字で書いたものは出力される。 \end{document} |
実際には色々な記号が TEX の命令と解釈される特殊な文字となっている。 プログラムなどを表示するには、verbatim 環境で利用するのが簡単である。
\documentclass[12pt]{jarticle} \usepackage[a4paper,vscale=0.9,hscale=0.8]{geometry} \usepackage{amsmath,amssymb}% そのうち必要になる \usepackage[dvipdfmx]{graphicx}% そのうち必要になる \begin{document} \title{\TeX\ によるレポートの書き方} \author{1年2組 99番 \quad 桂田 祐史} \date{2019年4月22日} \maketitle \tableofcontents \section{はじめに} 最初はこんな風に「はじめに」や「序」などの見出しのイントロを用意する。 \section{\TeX\ の解説本} 現在 \LaTeX\ を使うための定番の解説書は、奥村・黒木 \cite{奥村美文書} である。 \TeX\ の開発者自身による解説としては、クヌース \cite{クヌース} がある。 基本的な設計思想を知りたい場合は必読書であるが、現在は購入が困難である。 \section{まとめ} レポートや論文の最後は、 「まとめ」や「結論」や「将来の課題」などで締めるのが普通である。 必要最低限のことを覚えたら、後はどんどん使ってみるのが良い。 我流に陥らないように、あまり遅くならないうちに、 一度詳しい人に見てもらって添削してもらうのがお勧め。 \begin{thebibliography}{99} \bibitem{奥村美文書} 奥村晴彦, 黒木裕介, \LaTeXe\ 美文書作成入門 改訂第7版, 技術評論社 (2017). \bibitem{クヌース} ドナルド・E. クヌース著, 鷺谷 好輝訳, \TeX\ ブック --- コンピューターによる組版システム, アスキー (1992). \end{thebibliography} \end{document} |
桂田 祐史