9.8 figure環境

(工事準備中)

もちろん figure 環境の説明を書かないとダメ。

図は文字と比べて大きいのが普通で、 組版で位置を決めるのが難しい (論理的な順番を尊重しすぎると、 大きな余白が出来たり、おかしな組版になってしまう)。 同じようなものに表がある。 TEX は、図については figure 環境で、 表については table 環境で扱うのが良い、とされている。

ひな形としてはこんな感じ
\begin{figure}[htbp]
  \centering
  \includegraphics[なんとか]{かんとか}
  \caption{図の説明 (いわゆるキャプション)}
  \label{fig:引用するための文字列}
\end{figure}

(ようやく頭に入ったと思ったら、TeXShop のテンプレートは、 これとほぼ同じものをペタッと貼り付けてくれるんですね。)

ときどき、配置しない図がたまりすぎて、TEX がこけることがある。 そういうときは、\clearpage で、 たまっている図を吐き出す (あまりきれいな配置にならなくても、 強制的に配置する)。

キャプションを複数行書きたければ ccaption パッケージを 読み込んで、\legend{} を使う。
\usepackage{ccaption}
...
  \caption{キャプション(1行目)}
  \legend{キャプション(2行目)}

図の配置位置を TEX 任せにせずに、自分の指定した位置に出したければ、 float パッケージを読み込んで [H] を使う (H は「絶対にここ(here)」という意味らしい。 昔の here.sty みたいなものか?)。
\usepackage{float}
...
\begin{figure}[H]
   ...
\end{figure}

桂田 祐史
2017-07-09