TEX はフリーソフトである

Knuth 自身は TEX に関する情報を完全に公開していて (書籍になっています)、 ソフトウェアは無償で利用することができます。 また、多くのボランティアの活動により、 TEX を補助、発展させるためのソフトウェア、 データもほとんどは無償で利用可能です。 例えば、TEX 本体や周辺ソフトウェアの C 言語への変換、 画面表示用ドライバー (プリヴューアーと呼ばれます)、 印刷用ドライバー、PDF への変換ソフトウェア、 日本語対応、 ラテン文字&数式記号のフォント、 日本語フォント (やそれを利用する仕組み)、Windows 環境への移植、 インストーラーなどなど。 これら成果物は大抵はインターネットから無償で入手できます。


上はソフトウェアについて書きましたが、 そういうソフトウェアを使いこなすための情報もインターネット上で入手できます。 一般にネットで入手できる情報は玉石混交の場合が多いですが、 TEX に関する情報は良いものが多いと感じています。

桂田 祐史
2016-04-22