行列や (縦) ベクトルでは、式 (成分) を「きれいに並べる」必要がある。 このためには、array 環境や matrix 環境を用いる (縦ベクトルは、列の個数が である行列とみなす)。 また括弧 と (あるいは , , , ) は \left と \right を使って拡大する。
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array環境を用いて行列を書く |
\[ \left( \begin{array}{cc} a & b \\ c & d \end{array} \right) \left( \begin{array}{c} x \\ y \end{array} \right) \] |
pmatrix環境を用いて行列を書く |
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle} ... \usepackage{amsmath}% プリアンブルに書く ... \begin{document} ... \[ \begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} \begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix} \] |
pmatrix 環境の方が使い方は簡単だが11、 array 環境は左寄せ (l)、 中央揃え (c)、右寄せ (r) など細かい制御ができる。
なお
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\[ |x|= \left\{ \begin{array}{rl}% 1 でなく l (エルLの小文字) left の頭文字なので x & \text{($x\ge 0$ のとき)}\\ -x & \text{($x<0$ のとき)} \end{array} \right. % 右側は括弧なし (ドット . が重要) \] |
\[ |x|= \begin{cases} x & \text{($x\ge 0$ のとき)}\\ -x & \text{($x< 0$ のとき)} \end{cases} \] |
桂田 祐史