分数は \frac{}{} コマンドを使う。 英語流に分子を先に書く6。
\[ \frac{a+b}{c}=\frac12 \] |
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分数や積分、和の記号など、インライン数式では小さく組版されるが、 ディスプレイ数式と同じように大きく組版するには、 \displaystle コマンドを用いる。
$\frac{a+b}{c}=\frac12$ は小さいので、 $\displaystyle\frac{a+b}{c}=\frac12$ とすると大きくなる。 |
は小さいので、 とすると大きくなる。 |
実は \dfrac という命令もある (amsmath パッケージが必要)。
なお、\displaystyle は長くて入力が面倒なので、 後述するマクロなどを利用する人が多いようである。 \begin{document} の前に
\newcommand{\dsp}{\displaystyle} |
TEX の分数の横棒は、日本人には “短め” である。長くしたい場合は、 分母か分子 (横幅の多い方) に適当なスペースを入れると良い。
\[ \frac{1}{2}+\frac{1}{3}=\frac{1}{\;2\;}+\frac{1}{\;3\;}. \] |
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分母・分子と分数の横棒がくっつきすぎと感じることがある。 分子を \raise 長さ ボックス で持ち上げ、 分母を \lower 長さ ボックス で下げて 微調整する(?)。
\[ \frac{\kakko{ア}}{\kakko{イ}} = \frac{\raise0.8ex\hbox{$\;\kakko{ア}\;$}} {\lower1ex\hbox{$\kakko{イ}$}} \] |
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