MATLAB がもともと備えている
+, -, *, .* (成分ごとの積),
^ (冪乗),
.^ (成分ごとの冪乗),
' (Hermite共役),
.' (転置) などの演算子は、
多重定義されて、
区間スカラー (
の元), 区間ベクトル (
の元),
区間行列 (
の元) に対して、区間演算が行える。
例えば、
に対して、
A*B は
を含む、なるべく小さい
の元を返す。
積については、 Hargreaves [1] には、 アルゴリズムについても簡単に解説してあるが、 Rump [5] が参考文献になっている。
([5] は、 midpoint-radius interval arithmetic に基づいた演算の高速化、 並列化の話をしている。INTLAB は midpoint-radius 形式なんだ… 山本野人さんが中心・半径形式で色々研究発表しているけれど、 それはむしろ本道なのか。)
Rump の選択は基本は「速いもの」。
桂田 祐史