1.3 アルゴリズム

小学校で学ぶ筆算と同じアルゴリズムを用いると、 桁数を $ n$ として、計算量は $ O(n^2)$ になり、 これで計算をするのは実際的ではない。 FFT を用いると $ O(n\log n)$ の計算量で済むので、 $ n$ が大きい場合は FFT を用いるのが普通である。 しかし $ n$ があまり大きくないときは、FFT の計算量が最小とはならない。

後述する GMP では、$ n$ によってアルゴリズムを切り替えている (付属するマニュアル中の ``Algorithms'' を一読することを強く推奨する)。



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桂田 祐史
2017-09-13