David M. Smith が作成した Fortran 90 用の多倍長計算パッケージである。
採用しているアルゴリズムは一連の論文に示されている
([4], [5], [6], [7],
[8], [9])。
Fortran 90 では演算子も多重定義されている。
FMLIBの多倍長型変数の宣言 |
type(IM) :: i,j
type(IM) :: x,y
type(ZM) :: z
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表示 |
call IMPRNT(i)
call FMPRNT(x)
call ZMPRNT(z)
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書式付きの表示 |
character(LEN=32) :: ST
type(FM) :: x
ST=FM_FORMAT('F32.24',x)
write(*,*) ST
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型変換 |
IM_IM |
多倍長整数型 |
IM_FM |
多倍長浮動小数点型 |
IM_ZM |
多倍長複素数型 |
IM_INT |
多倍長整数型 |
IM_SP |
単精度浮動小数点型 |
IM_DP |
倍精度複素数型 |
IM_SPZ |
単精度複素数型 |
IM_DPZ |
倍精度複素数型 |
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高次代数方程式の数値解法ライブラリの研究開発
では FMLIB を採用している。
一度自分でプログラムを書いてみるのだな。
桂田 祐史
2017-09-13