next up previous
Next: A..2 C言語+グラフィックス・ライブラリィ Up: A. 数値計算するための情報 Previous: A. 数値計算するための情報

A..1 はじめに

常微分方程式の初期値問題をコンピューターで解くとき、 次の二点が問題になることが多い、と思う。

  1. 解の可視化が必要になる可能性が高いが、それをどう実現するか。
  2. 問題の次元が高い場合、ベクトルを扱える言語を使うことが望ましいが、 何を選択するか。

問題の次元が $ 1$$ 2$ であれば、言語や処理系は何でも良いような気がする。 それこそ「仮称(十進)BASIC」などを使うと、 とりあえずグラフィックスが使えるので気軽に試せて良いと思われる。

ずっと以前の相場では、 FORTRAN 77 くらいのレベルの低いプログラミング言語を使って プログラムを苦労して書いて、 可視化は XY プロッターや、 それと同程度の機能を提供するグラフィックス・ライブラリィを利用する、 ということだったと思う (例えば、森 [14] などを見よ)。 やり方がまずいと、対話性の低いプログラムが出来やすいと思われる。 (脱線かも知れないが、ふと、 グリック [16] の中のエピソードが浮かんできた。)

今ではもう少し上手いことが出来ると思われるが、 案外、それと同程度のことしかやっていない場合が多いかもしれない。 例えば、最近の日本の大学の風潮として、 C言語でプログラムを書くという場面が多そうだが、 それは FORTRAN 時代とあまり変らない気がする。

実は、 身の回りで常微分方程式の初期値問題を真剣に解く状況に遭遇したことがないので、 良く分からないが、「気軽な試み」はいくつかしている。


next up previous
Next: A..2 C言語+グラフィックス・ライブラリィ Up: A. 数値計算するための情報 Previous: A. 数値計算するための情報
Masashi Katsurada
平成23年4月29日