Mac に最新版をインストールする

FreeFem++ 本体をインストールするには、 WWW サイト Freefem++ Home Page から、 FreeFEM-4.7-1-MacOS-10.11-withPETSc_mkl.pkg のようなインストーラー (4.7-1 はバージョン番号で、これは当然変化します。 また MacOS-10.11 は macOS 10.11 以降に対応する、という意味です。) を入手して実行します (Ctrl+クリックして「開く」)。

例えば version 4.7-1 の場合は、主な実行可能プログラムは、 /usr/local/ff++/mpich3//bin というディレクトリィに置かれています (/Application ディレクトリィにも FreeFem++.app が置かれますが、そのサイズは小さく、 大部分は /usr/local/ff++/ の下にあります)。

ターミナルから実行するには、 環境変数 PATH が設定されている必要がありますが、 最近の FreeFem++ では、 /etc/paths.d/FreeFem++ というファイルを用意することによって “自動的に” 設定されます (中身は /usr/local/ff++/mpich3/bin という1行です)。 ですから特に意識する必要はないでしょう。

(新しいバージョンをインストールしてうまく行かない場合は、 /usr/local/ff++ の下を探検してみることを勧めます 2。)


かつては、 GUI でプログラムの開発&実行の出来る FreeFem++-cs という IDE (統合開発環境) があって、 以前は私も身の回りの学生に推奨していましたが、 最近ではオリジナルの FreeFem++ だけで十分と考えるようになりました。

何か適当なテキスト・エディター (Atom (atom), Visual Code Studio (code), Emacs (emacs) など何でも) を選んで、 テキスト・エディターでプログラムを入力・編集して、 ターミナルで FreeFeem++ コマンドを使って実行する、 というやり方を勧めます。