3.1 滑らかな周期関数の1周期の積分

まず、滑らかな周期関数の1周期の積分について。つまり $ f\colon\mathbb{R}\to\mathbb{C}$ は滑らかで、ある正数 $ T$ に対して、 $ f(x+T)=f(x)$ ( $ x\in\mathbb{R}$) が成り立つとき、

$\displaystyle I=\int_a^b f(x)\;\Dx,\quad b-a=T
$

を計算する場合である。$ f(a)=f(b)$ であるので、

$\displaystyle T_N=h\left(\frac{1}{2}f(a)+\sum_{j=1}^{N-1}f(a+j h)+\frac{1}{2}f(b)\right) =h\sum_{j=1}^{N}f(a+j h)=h\sum_{j=0}^{N-1}f(a+j h)$ (19)

であることに注意する。



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桂田 祐史