next up previous contents
Next: 3.3 X のウィンドウ (2) Up: 3 各種データの PostScript への変換 Previous: 3.1 テキスト・ファイル

3.2 X のウィンドウ (1)

xwdxpr を使えば1、ウィンドウのイメージを PostScript 形式のデータに 変換して記録できる。
    xwd | xpr -device ps > a_window.ps

とすると、マウス・カーソルが十字の形になるので、記録したいウィンドウま で移動して左ボタンをクリックすると、数秒後に a_window.ps という 名前の PostScript ファイルができる。

xpr は通常、ウィンドウの縦横の長い側が縦になるようにイメージを 回転してPostScript にする。要するに横長のウィンドウを PostScript に変 換すると、$90^\circ$ 回転されてしまう。これをやめさせるには、-portrait オプションを使う。
X のウィンドウを PS 形式でセーブ (お勧め)
    xwd | xpr -portrait -device ps > a_window.ps

ルート・ウィンドウ (全画面) をダンプするには -root オプションを使って、
X のルートウィンドウ (全画面) を PS 形式でセーブ
    xwd -root | xpr -device ps > a_window.ps

とする (この場合はマウスのボタンをクリックする必要はない)。

ルート・ウィンドウを上述の方法でセーブした場合の BoundingBox コメントは 画面のサイズが一定ならば定数である。(かなり以前に測定した時の結果なので 現在でもこの値がよいか、自信がないが) 例えば数学科の WS では

くらいが適当であった。

最近の X では xpr のサポートが弱い。X11R6.3 からは消えてしまった? (6701 にはインストールしておいたが、FreeBSD の XFree86 には入っていない ようだ。)


next up previous contents
Next: 3.3 X のウィンドウ (2) Up: 3 各種データの PostScript への変換 Previous: 3.1 テキスト・ファイル
Masashi Katsurada
平成21年2月28日