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もし pTEXの縦書き機能を必要とする場合には、ドライバーとして
jdvi2kps を利用するしかないので、epsbox.sty + jdvi2kps という解しかあ
りません。psfrag は psfrag-epsbox.sty を使う必要がありますが、明治大学
数学科の環境では[...,epsbox,psfrag] と指定すれば大丈夫です。
pTEXの縦書き機能は必要なく、ただ LATEX が使え
れば満足という場合には、
- (i).
- eclepsf.sty+dvi2ps
- (ii).
- epsbox.sty+jdvi2kps
- (iii).
- epsbox.sty+dvi2ps
- (iv).
- epsf.sty+dvi2ps
- (v).
- epsf.sty+dvips
と色々選択肢がありますが、psfrag が必要ないならば安定度から言って (i)
がお勧めです。psfrag が必要な場合は (i) は駄目で、それ以外の (ii)-(v)
の中から選ぶ必要があります。その場合 ASCII 日本語 TEX では (v) は使
えない、非日本語 PostScript プリンターで日本語を出力する必要があるなら
ば (ii) は使えない、などに注意する必要があります。 (iii), (iv) は制限
が少ないですが、dvi2ps は epsbox, epsf に対応してから、日が浅いことを
覚えておいてください。
AMS TEX や plain TEX の文書を作る場合には、
- (i).
- epsf.tex+dvips
- (ii).
- epsf.tex+dvi2ps
という二つの選択肢があります。ASCII 日本語 TEXや ASCII pTEXの場合
は後者しか手段はありません。英文 TEX, NTT jTEXの場合は、どちらでも
好きな方を選んで、万一うまく行かなかったら、もう一方を試してみてくださ
い。私は英文なら実績から (i), 日本語があるならフォントが見つからなかっ
た場合のことを考えて (ii) を選ぶでしょう。
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Masashi Katsurada
平成21年2月28日