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明治大学数学科ローカルな TEX 印刷用のコマンド dvi2pr の正体はこれ
です。元来 NTT jTEX 用に開発されましたが、ASCII 日本語 TEX にも対
応するようになりました。現在の日本では標準的なドライバーと言えるでしょ
う。
特徴として
- 非日本語 PostScript プリンターにも対応している。
- NTT jTEX と開発者にダブリがあるので、NTT jTEX を使うときは安心。
- ASCII 日本語 TEX の進化したバージョンである pTEX の縦書き機能に
は未対応。
man dvi2ps をしてみましょう。使いそうなオプションは
- -f 頁番号
- 印刷開始ページを指定します。
- -t 頁番号
- 印刷終了ページを指定します。
- -r
- ページを逆順に印刷します。
- -s
- フォント利用等の統計の印刷をします。
- -n 数
- 印刷部数を指定します。
- -m数
- マグステップを指定します。つまり ``-m1'' とすると、
1.2 倍に拡大して印刷されます。数としては 0, h(=0.5), 1, 2, 3, 4, 5 が
指定できます。
- -m 数
- マグニフィケーション値を指定します。
- -R 解像度
- 印刷機器の解像度を dpi16 値で指定します17。
- -o 印刷オプション
- 印刷オプションとしては letter, note, legal, tabloid, a3, a4, a5, b4,
b5, landscape, などがあります。
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Masashi Katsurada
平成21年2月28日