TeX について
(
Last modified: Tue Mar 17 11:30:30 2009
)
明治大学数学科で TeX を利用する人を対象にしたページです。
暇があれば順序立てて説明するところですが、
そうも行かないので断片的なことの寄せ集めです。
全般に内容が古くなりつつあります。
目次
TeX と言っても幾つか選択肢があるのですが、
日本語が使いたい場合は Windows 環境との親和性も考慮して
ASCII pTeX が勧められます。
UNIX の場合はソースファイルを ASCII pTeX のホームページ
The publishing TeX related
から入手できます。
もっとも PC UNIX (Linux, FreeBSD, ...) では、
パッケージが用意されていることが多くそれを利用するのが便利でしょう。
Windows 版 pTeX は CD-ROM が付録についた書籍を買ってしまうのが一番簡単です
(もっともあまり古いものは避けるようにしましょう)。
買わずにインターネットからの入手で済ますには
を見に行って下さい。ghostscript も必要な場合は
Ghostscript と GSview の最新情報
(by 堀田)
を見て下さい。
なお、2006年度は、
でやりました。
手順については、
『LaTeX導入ガイド その1』 (by 松岡君)
を見て下さい。
Mac については、
dvi ファイルをそのまま載せるというのもありだと思うのですが、
世の中そうそう TeX 環境の整ったコンピューターばかりではないですから…
一般的な常識は取りあえずは本を読んで下さい
(どうやってインストールするとか、.ins, .dtx を latex にかけるとか)。
使いたいスタイル・ファイル、
パッケージで 6701 号室の WS 環境にインストールされていないものがあった時は
桂田に相談してください。
- 入手するにはとにかく CTAN (Comprehensive TeX Archive Network) でしょう。
たくさんミラー・サーバーがあります。
RING,
IIJ,
KDD,
理化研,
大阪大,
JAIST
理科大SunSite
などなど (中身は基本的にいっしょなので、速いところから入手)。
特に
CTAN/macros/latex/contrib/
は良く使いますね。
日本から使うのは得策でないと思いますが、
本家 CTAN (イギリス),
本家 CTAN (ドイツ)
もリンクを張っておきます。
-
個人的に使ってきたものを幾つか紹介します。古いものが多いです。
TeX で書かれた文書の寿命は長いので、
古いスタイル・ファイルが必要になることはあるのだと思います。
古いものを置かれるのは嫌だという方もいらっしゃるかもしれませんが、
ご容赦下さい。
- LaTeX 209 の時代には
「LaTeX のマクロやスタイルファイルの利用」 (by 岩熊 哲夫さん)
が定番の解説書でした。現在でも参考になるところが多いです。
「熊の巣窟にあるガラクタ」
から入手できます。
(最近、校章を使わなくなりましたね…)
旧精密工学科の制御第一研究室が校章のフォントを METAFONT で作りました。
METAFONT ソース meiji-mark.mfと
tfm ファイル meiji-mark.tfm,
pk ファイル (canonex, 600dpi),
サンプル TeX ファイルmeiji-mark-test.tex
をまとめた
meiji-mark.tar.gz
です。
METAFONT の設定がうまく行っていれば、
meiji-mark.mf, meiji-mark.tfm のみ適当なディレクトリィ
(例えば .mf は /usr/local/share/texmf/fonts/source/public/meiji/ に、
.tfm は /usr/local/share/texmf/fonts/tfm/public/meiji/ に) に置けば
使えるはずです。
- dvips をフィルターとして使う (標準出力に出力する)
には -f オプションを用いる。
- graphicx パッケージでカラー印刷するには dvi2ps でなくて、dvips を使う。
(きっと dvi2ps でもやりようはあると思うけれど…)
- 両面印刷するには
dvips -f dviファイル | double | lp -dプリンタ名
6701 号室ならばプリンタ名の指定をしなくても部屋のプリンターに出る。
- dvips でマージンをいじるには -O 右,下 とする。
寸法の単位はポイントであるが、単位を指定することもできる。
例えば、左に1cm, 上に1.5cmずらすには
dvips -O -1cm,-1.5cm dviファイル
- dvips で用紙サイズを指定するには -t オプションを用いる。
B4 を指定するには
dvips -t b4
-t landscape というのもある。
- xdvi で用紙サイズを指定するには -paper オプションを用いる。
xdvi -paper a4r とか。
- dvips でマグニフィケーションを指定するには、-x オプションを用いる。
magstep 3 ならば -x 1728 とする。
magstep 4 ならば -x 2074 とする。
- dvips で印刷するページ範囲を指定するには、-pp オプションが便利。
印刷したいページ番号をコンマで区切って並べる。
コロンを用いて 開始ページ:終了ページ ともできる。
-p 開始ページ -l 終了ページ とも。
- dvi ファイルを切り出したい場合は dviselect が便利。
dviselect 10:20 foo.dvi > bar.dvi
で 10 ページから 20 ページまで。
GNU Emacs (mule, xemacs, emacs, Meadow など)
で使える、TeX を快適に使うための YaTeX は本当に便利です。
『野鳥ホームページ』,
『野鳥マニュアル (HTML)』
『野鳥Q&A』,
『野鳥クイックリファレンス』
mk atmark math.meiji.ac.jp