鎌田君、吉本さんが輪講で担当したのは三角関数であった。 プログラミングの手慣らしとして、 三角関数のテイラー展開を用いた計算などを実行したが、 テイラー展開つながりで、円周率の計算法に取り組むことになった。 テイラー展開を用いる方法は吉本さん、 算術幾何平均を用いる方法は鎌田君という分担である。
テイラー展開を用いる方法は、 算術幾何平均を用いる方法に一度は主役の座を奪われたが、 2002年の金田グループの世界新記録樹立で再び主役の座に戻って来た。 細かい問題ではあるが…
(2012年4月注: ここ数年「情報処理2」という講義のネタにしていて、 その資料 http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/syori2-2013/jouhousyori2-2013-08/node9.htmlに歴史的なことについて書いたので、 そちらを参照して下さい。 また、京都大学の大浦拓哉氏による 「円周率の公式と計算法」 という文書も参考になります (日付書いてないけど 2004 年ということかな?)。)