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7.1 OpenGL で2変数関数の可視化ライブラリィを開発することについて

桂田研では、微分方程式の数値計算法の数理が一番大きな研究テーマなわけだが、 計算結果の可視化をどう行うかが結構な悩みの種である。 これまでのところ、 長方形網目上で与えられたデータの可視化については、 満足出来ていたが (GLSC の鳥瞰図描画用の関数等を利用する)、 円盤上で与えられたデータや、 有限要素法を用いたときに現れる三角形網目上で 与えられたデータの可視化については、 決定打がなかった、というのが正直なところであった。 例えば円盤については、 極座標変換を利用して、 $ (r,\theta)$ の世界の長方形上でグラフを描いたり、 gnuplot を呼び出してみたりしたが、 どちらも結果がイマイチ分かりづらく、 心もとない感じがしたものである。

そういう事情があったもので、 興味を持つ学生がいれば背中を押すつもりでいたわけで、 例えば 2007 年度などでも、 Java による可視化プログラム開発の試みなどをやってもらった。

(書く予定)


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桂田 祐史
2015-12-24