何かを成し遂げるために一番大事なことは、 その目標のために十分な時間をかけることである、と最近痛感している。
時々冷静になって、一歩下がって (将棋だったら背筋を伸ばして盤面全体を眺めて)、 自分がやっていることを見直すとか、 惰性に陥らずに頭を働かせるとか、 いわゆるコツはあるかもしれないが、 結局はどれだけ時間を投入するかが大きい。
それはもちろん個人差があって、 ある人は他の人の5倍の時間をかけないと出来ないかもしれないし、 その逆に の時間で済むかも知れないが、 その人の中で、その仕事をどこまで進められるかは、 かけた時間の長さと (比例するとまでは言わないが) 強い正の相関がある。
ずっと昔読んだ話で、 色々な技能 (英会話とかピアノの演奏とかタッチ・タイピング) を マスターするためにかかる時間の長さは、 実はそれほど個人差がないものだと読んだ覚えがある。 私はこの主張の正しさについては半信半疑ではあるが (やはり個人差があるような気がする)、 時間をかけることの大事さを主張していることでは共通していて、 むしろ私よりは強いことを主張しているので、 私の主張の正しさについては応援を得たような気がしている。
かける時間の長さの大切さを認めると、 次に大事なのは「どうすれば時間をかけられるか」ということである。 一つには、出来るならば習慣にしてしまう、ということである。
時間をかけられないのははぜか?を考える必要がある。 大きな理由として次の3つがあげられると思う。