2.3 分からないことを調べる (理解し切るのが目標)

テキストを読んですぐに分からなかったことを、理解するように努力します。

  1. 他の本・資料を読む。
    場合によっては、数学科資料室 (6607号室)、図書館に本を探しに行くことも。
    最近はインターネット上にも多くの参考資料がありますが、率直に言って、 玉石混淆です。特に実力のないうちは、どれがまともな説明なのか、 選ぶのが難しいと思います。 この機会に信頼できる本を知って、慣れておくことを勧めます。 微分積分学や関数論などについては、定番をあげておくと、
    杉浦光夫, 解析入門I, II, 東京大学出版会
    という本があります (この本をチェックしないで「見つかりませんでした」は通りません)。 習ったはずの解析の知識で、この本で読めないものに、 常微分方程式論、Fourier 解析がありますが、 前者については森本先生の講義ノートで大抵の場合は十分です。 後者については1、例えば
    藤田宏, 吉田耕作, 現代解析入門, 岩波書店 (入手しづらいが、資料室にはある)
    をあげておきます (これには常微分方程式の解説もあります)。 なお、どの資料を見たか分かるように、 著者名、タイトルは必ずメモしておくこと。
  2. 友人・先輩・教員に質問・相談する。

重要: この段階があるため、輪講の当番の準備は一夜漬けにはできません。 ただし SNS の使い方に慣れていれば、前日に何とかなるかも??



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桂田 祐史
2018-07-01