書店に置いてないことも多いのだが、 我々の目的には戸川 [5] は「役立つ」本である (別に [5] の目指しているところと 我々のそれが同じと言うわけではないのだが、 知りたいことがぎっしり詰まっていてお買得)。 このコンパクトな本を肌身離さず持って 短期間に集中的に勉強することが筆者としての一番のお奨め。
もう少し一般的な目的で、 Java に関する説明もじっくり読んで理解してやろうという人には、 定評のある結城 [5] を奨める。 卒研の学生にはその時々で色々な参考書を使ってもらったが、 のめり込んだ人の評判は高かった。 筆者自身は初心者としてこの本を読んだことはないが、 記述はていねいであることは良く分かるし、学生の証言もあるので、 これから Java の勉強をはじめようという人に奨められると思う。
最近出た本で、柴田 [5] は評判が良いようである。 C, C++ で人気のある著者が書いたというのが評価に関係している面もあると思うが、 ていねいな感じで期待できる。一度ゼミで使ってみよう、と思っている。