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1.3 matrix ライブラリの提供するもの

データ型
  1. scalar 実数を表すためのデータ型 (実体は double)
  2. vector scalar を成分とするベクトルを表すためのデータ型
  3. matrix scalar を成分とする行列を表すためのデータ型
関数
vector new_vector(int n)
n 次元の vector を動的に確保する
vector x; のように宣言しておいて
        x = new_vector(n);
        if (x == NULL) エラーの処理;

とするのが典型的な使い方である。
void free_vector(vector v)
new_vector() で確保した vector を解放する。
matrix new_matrix(int m, int n)
$\mbox{m}\times\mbox{n}$ 型の matrix を動的に確保する matrix a; のように宣言しておいて
        a = new_matrix(m, n);
        if (a == NULL) エラーの処理;

とするのが典型的な使い方である。
void free_matrix(matrix m)
new_matrix() で確保した matrix を解放する。
double dotprod(int n, vector a, vector b)
二つの vector a, b の内積を計算する


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Masashi Katsurada
平成18年4月29日