D. Cygwin+XFree86 環境での利用

個人的に GLSC がすごいと思うのは、 X の基本的な機能しか使っていないので (その点非常に禁欲的です)、 様々なシステム (GLSC の開発後に登場してきたものでも) に対して、 無修整あるいは非常に微弱な修正で利用できるようになることです。

最近、普及してきた Cygwin+XFree86 という環境でもごく簡単に利用できます。 自力で make するのも簡単ですが、バイナリーを用意しました。 http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/labo/cygwin/cygwin-glsc+.tar.gzから cygwin-glsc+.tar.gz を入手して、
  tar xzf cygwin-glsc+.tar.gz -C /usr/local

のように展開すれば使えるようになります (ヘッダー・ファイルを /usr/local/include, ライブラリィ・ファイルを /usr/local/lib に 格納します。 コンパイルは /usr/local/bin/ccmg というスクリプトで可能です。 スクリプトを見ればコンパイル&リンクの仕方が分かるでしょう)。

(2006/6/12 追記) Cygwin 環境だと、glscwin の方が便利かも知れません。 次の節で解説します。



桂田 祐史