当数学科での GLSC 利用の「歴史」も結構長くなって来ました。最初のうちは
GLSC をオリジナルのままに使っていたのですが、しばしば等高線や鳥瞰図を描
く関数が使いづらいと感じていました。その理由は、GLSC が C 言語で書かれて
いるため、Fortran のような整合配列が利用できないためと言えるで
しょう。格子点上の数値データや行列のような二重添字を持つ数列を二次元配列
ではなく、長い 次元配列に (ユーザーが自分の責任で) 詰め込んで扱うの
は、本質的でない複雑さが生じます。
そこで、長い 1 次元配列の代わりに
として定義した、
G_REAL へのポインターのポインター (matrix 型) を
使ったインターフェイス (C 言語用) を用意しました。
桂田 祐史