44 ScanSnap で OCR し忘れたものを後から OCR する

文書の電子化には ScanSnap を使っている。 研究室の机に置いてあるものがもう3台目になる。お世話になっています。

付属しているソフトである ScanSnap Home には OCR 機能があって、 スキャンすると同時に OCR して、いわゆる検索可能な PDF にしている。

ScanSnap Home はネットから入手可能になっていて、 私は自分の MacBook にインストールしている。 アプリケーションのデフォールトがそうしないようになっているためか、 ときどき検索可能になっていない PDF が出来たりする。

(脱線になるが、最近ネットを使って AI で OCR する、というのを勧めてくるのだが、 率直に言って、おかしいと考えている。 スキャンする文書、秘密にしなくてはいけないものが結構あるはずで、 OCR関係で気軽にネットを使おうとするのは、ちょっとありえない選択であろう。)

OCR し忘れの PDF を発見したとき、 これまでは有料ソフトウェアで OCR していたりしたのだが、 そのソフトをインストールした MacBook はどれだっけ? とかなってフラストレーションがたまる。


ScanSnap Home で、後から OCR できないだろうか? 実は簡単にできる、というのをつい数日前に知った。

ScanSnap Home で、ファイルを右クリックして現れるメニューに、 [検索可能なコンテンツに変換] という選択肢が現れる。

わかってしまえば「なあんだ」なのであるが、 どうやって ScanSnap Home にそのファイルを扱わせるかがちょっとわかりにくい。 ドラグ・アンド・ドロップとか、そういうのは出来ないみたい。 実は管理フォルダーの追加というのができる。 ウィンドウ左上にある Mac のアイコンを Ctrl+クリックすると、 [フォルダを割り当て] というのが出る。
mkdir ~/ocr
この ~/ocr を管理フォルダーに割り当てて、 OCRしたいPDFをそこに放り込んでから ScanSnap Home のお出まし、 としている。

…ところで、このことはユーザーがどうやって知ると考えているのだろう。 私はソフトを使っているとき、 ときどきメニューを探索したりするのを習慣にしているけれど、 ScanSnap について、それでは発見できなかった。 今回、実は Chappy 君に尋ねたら、教えてくれたのだった。

Image scansnap
Image scansnap2

そうそう、使用するための条件を書いておく。

この機能で OCR するためには、 そのPDFが、ScanSnap で作られたものであること (なるほど)、 さらに、 そのMacにインストールしてある ScanSnap Home でスキャンしたものであること、 らしい。 結局、 このPDFをスキャンした MacBook はどれだっけ? という探索はなくならないのだった (笑)。


(2026/8/26) おかげさまで、これまでにスキャンして作った PDF のほとんど全てが、 OCR 出来て、それに目次の outline (栞) もつけることが出来た。

学生の頃、自室の本棚を眺めながら、これについては、 この本が参考になるかな、…パラパラ…とやっていた。 その後、 長い時がすぎて、本が増えたのはいいけれど、どこにあったかな、研究室だったっけ、 自宅だったっけ、うーん、出て来ない、となって、 「自分の本が読めていない気がする」となっていた。 最近は、それはスキャンしてあるから…となって、 作業の精度が上がって来た気がする。

PDFは紙の本と違ってパラパラ出来ないのだけれど、outline がしっかりついていれば、 それをしのぐ使い勝手になると思う。何より検索も出来るし。



桂田 祐史