11 ひさしぶりに (仮称)十進BASIC … インストールで少し引っかかる

一時期 (ざっと10年ちょっとくらい前かしら)、学生のプログラミング演習に、 “(仮称)十進BASIC” というソフトを使っていたことがある。 なかなか気に入っていて、 特に数学の教員になろうという学生に勧めていた。 十進BASICを使った数値実験で卒業研究レポートを書いた学生も多い。

先日のゼミで、学生が十進BASICを使った古いレポートを取り上げたおかげで、 久しぶりに十進BASICをインストールした。

「あ、ARM版もあるのか」ということで BASIC0732Ja_Mac_ARM.dmg を入手する。ダブルクリックしてマウントすると、 BASIC073Ja というディレクトリィが現れる。 こういうのはどうやってインストールするのかな。 中にある BASIC.app だけ /Applications に移して、 その他 (サンプルプログラムやソースプログラム) はどこかよその場所 (/usr/local/share の下とか) に置いとくのかなあ。 まあ全部で 23MB くらいしかないので、 まるまる /Applications の下にコピーした。
sudo cp -pr /Volumes/BASIC073Ja /Applications
そうして、 Finder で /Applications/BASIC073JA/BASIC.app をダブル・クリックしたら、例の「壊れている」メッセージが出た。 そうか、ctrl+クリックで「開く」かな? あ、それでも「壊れている」メッセージが出る。

はて。どうするのかな。 そういえば FreeFem++ のときに、効かなかったけれど、唱えてみなさい、 という呪文があったっけ。
sudo xattr -rc /Applications/BASIC073Ja/BASIC.app
効いた効いた。十進BASICのインストールの話自体はこれでおしまい。

少し勉強しておくか。 「xattr コマンドの使い方/ヘルプの日本語訳(macOS でパーミッションの@付き拡張属性の操作)」 BASIC.app の下にある全てのファイルの拡張属性をクリアする、 ということか。よくわかんないけど。


(ここから脱線) あれ、xattr の日本語マニュアルなんてのがある。 これは?独自翻訳か。Apple がやればいいのに。 色々文句言われていたけれど、Sun は偉かったなあ、と思う。

こういうものの翻訳って、ChatGPT にお願いするのかなあ (roff 形式のファイルの変換なので、多分 DeepL でやってもうまく行かないだろう)。 …できた (結構苦戦したけれど、GPT-3.5 をあきらめて GPT 4 にしたら、 納得行くものができた)。 こういうのって、大っぴらにやって良いことなのかしら。 ユーザーが自分の Mac だけで使うのは認められるのかなあ。 Apple がやって macOS に日本語マニュアル載せてくれればいいのに。



桂田 祐史