(しばらく工事中)
以前 「xpdf-japanese」 というのを書いた。その続編と言える。
ローカルに存在する PDF ファイルならばプレヴューで開けばよいのだが、 リモート・ログインしているとき、中身の確認用にちょっと見たいことは良くある。 そういうときに xpdf は便利である。
某PDFファイルを xpdf で表示しようとして、 FutoMinA101-Bold-Identity-H がないと言われた。
こういうことは以前にも遭遇していて、 /opt/local/etc/xpdfrc に
fontFile FutoMinA101-Bold-Identity-H "/opt/local/share/fonts/kochi-substitute/kochi-gothic-subst.ttf" |
xpdfrc を更新しておく。 どのマシンでも次のようにすれば、表示できるはず。
sudo port install xpdf-japanese +autoactivate sudo port install kochi-substitute curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/misc/20220226/xpdfrc sudo cp -p xpdfrc /opt/local/etc |
文字を拡大してイマイチだったので、フォントの選択について考えることにした。 上の設定ファイルでは kochi-substitute を使っているが、 IPA フォントという手もあるね。 MacTeX を使っているので
ls -l /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/fonts/truetype/public/ipaex/ |
Hiragino フォントがあれば、それもも使える (「私の Ghostscript の設定 (Hiraginoフォント)」 参照)。 /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino/HiraKakuProN-W3.otf とか。これはきれいだ。
将来的なことを考えると原ノ味フォントかな。 MacTeX を使っていれば /usr/local/texlive/2021/texmf-dist/fonts/opentype/public/haranoaji/ の下にあるはず (2021 は使っている MacTeX のバージョンによる)。 例えば xpdfrc に
fontFile FutoMinA101-Bold-Identity-H "/usr/local/texlive/2021/texmf-dist/fonts/opentype/public/haranoaji/HaranoAjiGothic-Medium.otf" |
この際、HaranoAji を使う設定ファイルを用意した。
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/misc/20220226/xpdfrc.haranoaji sudo cp -p xpdfrc.haranoaji /opt/local/etc/xpdfrc |
拡大して見ると割といい感じ。意外と使える。
200% に拡大して表示 |
xpdf -z 200% なんとか.pdf |
しばらく使ってみて、xpdf は意外に(くどい)便利。 これまでリモートの TeX 文書は pxdvi で読んできたが、 xpdf で十分で、pxdvi が不要に感じてきた。 特にこれまで pxdvi で全く読めなかった LATEX Beamer で作った PDF が 読めるのは重宝する。