16 番外編    初めての WSL

出口の見えないトンネルの中を歩いている感じのする今日この頃。

WSL     これは Mac でなく Windows の話。MacBook Air の値段が下がって、 学生に購入してもらうマシンをどうしよう問題は当面考えなくてよくなった。 この10年近く Mac を使って大筋で問題はないけれど、 イマイチ Apple のやっていることも信用しきれなくて、 いざという時の代替案を考えておこうという気になる。

以前 Windows マシンを使っていたときは Cygwin を騙し騙し使っていたけれど、 今だと WSL (Windows Subsystem for Linux) なのかな。

牧野先生の勧めに従い (「Crystal による数値計算」 は一見の価値がある)、 「【WSL入門】第1回 Windows 10標準Linux環境WSLを始めよう」 を参考に Windows マシンに WSL と Ubuntu をインストールしてみた (ひさしぶりに見たら会員登録が必要になっていた)。


とりあえず研究室のマシンに ssh でログインしてみる。 すごくあっさり出来た。

本当は色々便利に出来そうだけれど、まずは
eval `ssh-agent`
ssh-add

そうだ、C コンパイラーは?と思って cc としたら、 apt get してインストールしなさい、だって。

WSL 側からWindowsのファイルにアクセスするには /mnt/c/Users/ユーザー名/Destop のようなパス名を使えば良い。

とりあえず、ホームディレクトリィとデスクトップくらいをリンクしておく。
cd
ln -s /mnt/c/Users/ユーザー名 winhome
ln -s /mnt/c/Users/ユーザー名/Desktop windesktop

逆に Windows 側から WSL のファイル・システムにアクセスするには、 \\wsl$ というパス名を使う。 エクスプローラーでアクセスして、 とりあえずルート・ディレクトリィとホーム・ディレクトリィを ピン留めしておく。

sudo apt update
sudo apt upgrade

sudo apt -y install language-pack-ja
sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8
sudo apt -y install manpages-ja manpages-ja-dev

sudo apt install nkf

sudo apt install gcc
これで gcc-9 がインストールされる。

sudo ssh-keygen -A
sudo service ssh restart

(2021/3/9加筆) どこに書くかまよったけれど、Windowsがらみなのでここへ。 最初に使ったパソコン(NEC PC9801)のキーボードが「Aの左横が ctrl」で、 現在使っているMac のJISキーボードもそうなので (SPARCstationもそういうのが多かったような)、 いわゆるPCのキーボードの「Aの左横がCAPS」はとても使いにくく感じてしまう。 それでCAPSとCTRLの交換をしている。

やり方は色々あるが ctrl2cap を使っている。 管理者権限で
ctrl2cap /install
を実行して再起動する。こういうキーの割り当てとか、Windowsの標準機能であればいいのに。



桂田 祐史