29 MacPorts の更新 (そのうちゼミでやるための準備、書きかけ)

  1. 高速なネット接続のあるところで、時間に余裕のあるときに、 Xcode をアップグレードする。 実質的に「お家でやっておいてね」となるだろうか (最近のキャンパスのネットの混雑はひどいから)。 Xcode のアップグレードは、システムから勧められているはずなので、それに従う。 アップグレードしたら Xcode を一度起動する。 ライセンスへの同意(Accept)を求められるので、それに応じる。 続いて必要なコンポーネントのインストールをするよう促されるので、 それにも同意しておく。ターミナルを開いて、 次のコマンドを打って、コマンドライン・ツールをインストールする。
    xcode-select --install
    
  2. The MacPorts Project Official Homepage にアクセスして、 Installing MacPorts から、適当な macOS 用のインストーラー (今だと MacPorts-2.6.2-10.なんとか-かんとか.pkg とか) を入手する。 このインストーラーは2回実行することになるかもしれないので、 きちんと保存すること。
  3. MacPorts インストーラーをダブルクリックして、 MacPorts をインストールする。 インストーラーをゴミ箱に捨てるか尋ねられるかもしれないが、 2回実行する可能性があるので捨てないこと。
  4. 二つの選択肢がある。
    (a)
    (通常?) https://trac.macports.org/wiki/Migration に従って、 “migration” する。具体的には、ターミナルを開いて、 次のコマンドを入力する。
    port -qv installed > myports.txt
    sudo port -f uninstall installed
    sudo rm -rf /opt/local/var/macports/build/*
    curl --location --remote-name \
      https://github.com/macports/macports-contrib/raw/master/restore_ports/restore_ports.tcl
    chmod +x restore_ports.tcl
    xattr -d com.apple.quarantine restore_ports.tcl
    sudo ./restore_ports.tcl myports.txt
    
    (インストールしてある port を myports.txt に記録してから、 それをアンインストールする。 それから /opt/local/var/macports/build の下にあるファイルを削除する。 restore_ports.tcl を入手して、 実行可能属性をつけ (これは分かるんだけど)、拡張属性を削除する (これは?)。 そして myports.txt に記録してある port を元に戻す。 )
    (b)
    (おかしくしてしまったとき?) MacPorts を削除してインストールし直し。
    • ターミナルを開いて、 次のコマンドを入力して掃除する (インストールしたものを掃除するのはアホらしい感じがするけれど…)。
      sudo port -fp uninstall installed
      
      sudo rm -rf \
              /opt/local \
              /Applications/DarwinPorts \
              /Applications/MacPorts \
              /Library/LaunchDaemons/org.macports.* \
              /Library/Receipts/DarwinPorts*.pkg \
              /Library/Receipts/MacPorts*.pkg \
              /Library/StartupItems/DarwinPortsStartup \
              /Library/Tcl/darwinports1.0 \
              /Library/Tcl/macports1.0 \
              ~/.macports
      
    • もう一度、MacPorts インストーラーをダブルクリックして、 MacPorts をインストールする。
    • 必要な port をインストールする。 実は僕は、現象数理学科 Mac で何をインストールしてあるのか知らない。 とりあえず、次のコマンドを一つ一つ (4行まとめてコピペとか横着しないで) 実行しておく。
      sudo port -N install netpbm
      sudo port -N install gnuplot
      sudo port -N install ImageMagick
      sudo port -N install ffmpeg
      
      (個人的にオススメの port は色々あるけれど、 MacPorts さえ更新してあれば、port のインストールはすぐに出来るので、 「必要になった時にやる」で良いと思っている。)
  5. macOS 自身をアップグレードしなければ、 次のコマンドを打つことで、ほどほどの時間で、更新作業が出来る。
    sudo port selfupdate
    sudo port upgrade outdated
    
    (MacPorts 自身をアップデートし、 インストールしてある port をアップグレードする。)

桂田 祐史
2020-04-20