8 MacTeX 2016

2016/6/9 MacTeX 2016 が出ていた。 例年ほぼ同じ時期ということか。

MacTeX.pkg のサイズは 2512999211 → 2678205589 → 2931010672 と増加。 実行すると /usr/local/texlive/2016 というディレクトリィが出来るのも、 例年と同様である。

ほぼコピペだな。

(TEX 自体の使い方は TEX 入門 2017 を見よう。

/usr/local/texlive/2016/bin/x86_64-darwin//usr/local/texlive/2016/bin/universal-darwin/ を path に含める。

sudo tlmgr update --self
sudo tlmgr update --all
は10いくつ更新された (2016/6/19 にやったら 130ちょっと更新された)。

(2016/11/3 にやったら 426更新された。)


MacTeX 2015 までは、tlptexlive リポジトリというのを利用して、 日本語対応のパッケージ (pxdvi とか1) を追加していた。 ここ何年かそうやって来たのだけれど、 どうも MacTeX 2016 対応になっていない模様。

Vine Linux のTeX環境 を見て、tltexjp というリポジトリに乗り換えてみることに。 手探りだけど、
sudo tlmgr repository add http://texlive.texjp.org/2016/tltexjp tltexjp
sudo tlmgr pinning add tltexjp '*'
sudo tlmgr install pxdvi hiraprop
sudo tlmgr update --all
cd /usr/local/texlive/2016
sudo ln -s texmf-dist texmf
(もしかすると sudo tlmgr install ptex-ng とかするのかな? それと以前の texmf-local が残っている場合は、 /usr/local/texlive/texmf-local/tlpkg/pinning.txt をチェックする必要があるかもしれない。)


GNU sed がインストールされている状態で (インストールされていなければ sudo port install gsed) とする。
cd /usr/local/texlive/2016/texmf-dist/xdvi
sudo cp XDvi XDvi.org
sudo gsed 's/\(^\*font:\)\(.*\)helvetica\(.*\)/\1\2\*\3-\*/' -i XDvi
sudo gsed 's/\(^\*statusline\.font:\)\(.*\)helvetica\(.*\)/\1\2\*\3-\*/' -i XDvi
次は、既にやってあるので必要ないけれど、備忘録として。

/usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnf に次の内容を書く。 (/usr/local/texlive/texmf-local は上書きされないので、 以前やってあればそれが残っているはず。)

shell_escape_commands = \
bibtex,bibtex8,bibtexu,pbibtex,upbibtex,biber,\
kpsewhich,\
makeindex,mendex,texindy,\
mpost,pmpost,upmpost,\
repstopdf,epspdf,extractbb,\
ファイルの最後の行が \ で終わっていると警告されるので、 1行は空行を入れておくのがミソ。

/usr/local/texlive いじったのならば、最後は忘れずに
sudo mktexlsr
を実行しておく。


そうそう、個人的には
sudo updmap-sys --setoption kanjiEmbed hiragino
kanji-config-updmap hiragino
としておくのだった (「MacTeX で日本語フォントを埋め込む」 参照)。


時々
tlmgr itself needs to be updated.
と、tlmgr 自体のアップデートが必要、と表示される。
sudo tlmgr update --self
とする。


時々、何かのトラブルで更新がうまく行かずに パッケージが強制的に除去されることがある。 それで skipping forcibly removed package 某 と言われることがある。
sudo tlmgr install --reinstall 某
あるいは
sudo tlmgr update --reinstall-forcibly-removed --all

(2016/11/1x) ヒラギノのフォントへのリンクを張っておくのを忘れていた。
sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino
cd /usr/local/texlive/texmf-local/fonts/opentype/public/hiragino
setenv POS どこか
setenv POS2 どこか2
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ明朝 Pro W3.otf" HiraMinPro-W3.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ明朝 Pro W6.otf" HiraMinPro-W6.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf" HiraKakuPro-W3.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ角ゴ Pro W6.otf" HiraKakuPro-W6.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ角ゴ Std W8.otf" HiraKakuStd-W8.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ丸ゴ Pro W4.otf" HiraMaruPro-W4.otf
sudo ln -s "${POS2}/ヒラギノ明朝 ProN W3.otf" HiraMinProN-W3.otf
sudo ln -s "${POS2}/ヒラギノ明朝 ProN W6.otf" HiraMinProN-W6.otf
sudo ln -s "${POS2}/ヒラギノ角ゴ ProN W3.otf" HiraKakuProN-W3.otf
sudo ln -s "${POS2}/ヒラギノ角ゴ ProN W6.otf" HiraKakuProN-W6.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ角ゴ StdN W8.otf" HiraKakuStdN-W8.otf
sudo ln -s "${POS}/ヒラギノ丸ゴ ProN W4.otf" HiraMaruProN-W4.otf
sudo mktexlsr

(2016/11/19) dvipdfmx がうまく動かなくなった、おかしい。 と思ったら、MacPorts でいつの間にかインストールされた TeX が悪さをしていた。 path の順番を見直して、MacTeX で入れたものが優先されるようにして解決した。 (この辺は MacPorts が良くないのだと考える。 こちらが望まないものを勝手にインストールし過ぎる。)

桂田 祐史
2018-03-01