3 MacPorts

UNIX 使いにとっては、 簡単に色々なフリーソフトがインストール出来てとても助かる MacPorts.

ソースプログラムからコンパイルするものがほとんどなので、 事前に Xcode をインストールしておくのが必要条件である (Xcode のアップグレードをすると、 ライセンス・アグリーメントに同意し直す必要があって、 それを忘れると MacPorts がうまく動かない、 という事態が発生する)。


The MacPorts Project から、 自分の OS X にあった pkg をダウンロードし、実行する。 (これで /opt/local/bin を PATH に含めるように、 シェルの設定ファイルも自動的に書き換えられる。)

新しくターミナルを開いて (既に開いているターミナルで実行するには、 bash を使っていたら source ~/.profile, bash を使っていたら source ~/.tcshrc とする ) として、
sudo port sync
とする (ひょっとしてこれは不要?)。

試しに何かをインストール。 次のうち最初の2つはすぐ終わるので、チェック用に良いかも。 ものによってはかなり時間がかかるので、 余裕のあるときに。
sudo port install nkf
sudo port install lv
sudo port install gv
sudo port install ghostscript-fonts-hiragino
sudo port install netpbm
sudo port install ImageMagick
sudo port install lha
sudo port install jpeg2ps
sudo port install ffmpeg +nonfree
...
(何かを見るためのもののインストールがほとんど…)

何がインストールされたかは port installed で表示できる。

しばしば更新されるので、時々次のコマンドを実行すると良い。
sudo port selfupdate
sudo port upgrade outdated
筆者は次のような別名定義をしている。
bash 用 (~.profile に書いておく)
alias self='sudo port selfupdate; sudo port upgrade outdated'
tcsh 用 (~.tcshrc に書いておく)
alias self 'sudo port selfupdate; sudo port upgrade outdated'


個人的に Python を使っていて、 MacPorts でもインストールしているのだが、 Mac にはもともと Python が入っていて、 その関係でややこしいことになっているようだ。
sudo port -f activate python27
とする必要があるらしい。

MacPorts には Xcode が必要であるが、 Xcode を更新したとき、 command line tools もインストールし直しする必要がある。 以前と違って Mavericks では、コマンドラインから
xcode-select --install
と指示する。こうすると、ウィンドウが出て来る (CUI で閉じてない)。

桂田 祐史
2018-03-01