2.1 使うことの説明

  1. 現象数理学科 Mac にインストールされている Mathematica は、 数式処理系と呼ばれるソフトウェアである。 プログラミング言語処理系の一種でもあるが、 多くのプログラミング言語 (例えば C, Python, Julia, MATLAB, …)は、 数値計算はできても数式の計算はできない。
  2. 基本的な操作
  3. 覚えるべき関数
  4. 漸化式で定まる数列の、Mathematica での扱いの工夫。これは良く出て来る。 フィボナッチ数列 ($ a_1=a_2=1$, $ a_{n}=a_{n-1}+a_{n-2}$ ($ n\ge 2$))を計算する関数を定義してみる。
    Clear[a]
    a[n_]:=Which[n==0,1,n==1,1,True,a[n-1]+a[n-2]]
    Table[a[n],{n,0,10}]
    
    $ 10$ ならば良いが、$ 40$くらいだと大変になる (「実行中」のまま計算がなかなか終わらない)。無駄な計算をたくさんするから。 command+. で計算を放棄する。次が改良版。
    Clear[a]
    a[n_]:=a[n]=Which[n==0,1,n==1,1,True,a[n-1]+a[n-2]]
    Table[a[n],{n,0,100}]
    



桂田 祐史