2021年度現象数理研究 Q2 初回メモ
桂田 祐史
Date: 2021年6月4日
- まず出欠。7人 (出席番号順: オカダさん、カリアツマリさん、
フジサワさん、
アサカワさん、オウさん、オカノさん、
カワバタさん)。
- 連絡手段の相談。
メール (桂田は katurada あっと meiji どっと ac
ドット jp) またはLINE。
一昨年の秋学期からLINEのグループを使っている
(例外もいます)。LINEを使いたくない人にはメールで連絡します。
メールは2日に1回以上の頻度で、特にゼミの前日は必ず、
チェックをしてくれることを期待します。
- ゼミのテキストを配布する (ただし今学期は使わないことにした)。
- WWW サイト
http://nalab.mind.meiji.ac.jp/2021/Q2/
- 「3限出られる人、3限の方がいい人。」を尋ねる。
- COVID19対応について。私は終息には、まだ時間がかかると見ている。
- 各自良く考えた上で、対面・オンライン参加自由に選んで良い
(レベルがどうであっても)。
いつ切り替えても構わない。理由を説明する必要はない。
- オンラインで参加する場合: きちんとできるように工夫すること。
発表する際に、式を書く必要があればうまくできるように。
例えば、事前にPowerPointなどでスライドを作る。
紙に書いてそれをスキャンしてでもOK.
紙と筆記用具を用意して、
それを写せるようにしておく。
- 風邪症状などが出ている場合は、念のため極力オンラインにすること。
(もちろん具合が悪ければ休んでください。) 私が風邪っぽい場合もそうします。
- 桂田ゼミは(秋学期以降)何をする?
私 (桂田) の専門は、数値計算法の数理の研究。
特に大学院の院生には、それに近いテーマで研究してもらう
(流体力学の数値計算, 精度保証付き数値計算,
微分作用素の固有値問題(クラドニ図形)がこれまで多かったテーマ)。
学部卒研の場合は、本人に興味があり (≒自発的にものを調べて)、
現象数理学・数学に関わるものであり、適度の難しさがある、
という条件を満たせば (ただし要相談)、何をやってもいいことにしてある。
- コンピューターによる計算実験、またはリアル実験、調査などがないと、
やりがいのある卒業研究になりにくいと考えている。
私としてはコンピューター推し。
- 私が知らないテーマの場合は、一緒に勉強しましょう、ということになる
(どちらかというと、私は教える立場というより、質問魔になる)。
アドバイスがもらいにくいのは覚悟して下さい。
- ともあれ一見
http://nalab.mind.meiji.ac.jp/report-titles/
(アクセスにはパスワードが必要)
参考
「桂田研資料室」
- この現象数理研究Q2では?
- 各自、微分方程式の問題を1つ選び、それについて発表して、レポートにまとめる。
- 問題探しは、これまでに授業などで出会ったもので良い。
本を見て探すのもあり:
小川・宮路 [5],
佐藤[3], [3],
バージェンス・ボリー [4],
藤田・齊藤 [5].
- 具体的な微分方程式について調べる場合
- 必ず数値計算 (シミュレーション) を行う。
これがこの現象数理研究Iのメインと考えてもらって構わない。
「全員できるようになる。体験する。」
- (簡単なところだけでも)
数学的に分かること (解の公式、解の存在・一意性、
解軌道の方程式、力学系の場合は平衡点と安定性、
解の漸近的挙動等々) を何か1つ以上。
- 現象のモデルとなっている場合 (大抵はそうなっているだろう)、
その微分方程式がモデルになっていること
(なぜその方程式を考えるのが適切か) の説明。
- 微分方程式についての定理の証明を調べてもよい。
例: 初期値問題の解の一意存在
- 問題はなるべく自分で選ぶことを推奨する。もちろん相談しても良い
(その場合もどういうことをやりたいか考えておくのが望ましい)。
遅くとも第3回からは順番に発表してもらうので、次回までに決めること。
- 進め方についての注意
- ルール1: ゼミは原則出席。
止むを得ず休むときは事前に自分で連絡 (LINEまたはメール)。
欠席した場合埋め合わせをしてもらうかも。
- ルール2: 積極的に参加 (質問・意見を述べる, 内職はダメ)。
- ルール3(?): 自発性が大事 (自分で走れるようになってもらいたい)。
- プログラミング言語は何を選んでも良い。
個人的には、C++, Julia, Crystal, Python, MATLAB などがよいと思うが、
C言語でも構わない。
一度学んだならば、
桂田「C言語これくらい覚えよう」[6],
桂田「常微分方程式の初期値問題を解くプログラムの書き方」
[7]
で何とかなる。
桂田 祐史