0 はじめに

ずっと以前、卒研の輪講で偏微分方程式を学んだ際に、 菊地・山本「微分方程式と計算機演習」[1] を副読本として採用した。 そこには、1次元熱方程式を差分法で解く FORTRAN プログラムが載っている。 それをたたき台にした C プログラムを用意して、 学生達に卒研に取り組んでもらった。 以来、それらプログラムに修正・改良を施したものを公開してある。

グラフィックスには、 日本の応用数学 (解析系) の研究者にはポピュラーな GLSC を利用してある。

ここでは現象数理学科 Mac での利用を想定し、 cglsc コマンドが使えると仮定して説明する。

この文書では、以下の3つのプログラムについて説明する。

  1. heat1d-e-glsc.c
  2. heat1d-i-glsc.c
  3. heat1n-i-glsc.c

「発展系の数値解析」の 7.4 節, 7.5節の計算は、 heat1d-i-glsc.c, heat1n-i-glsc.c を用いて行った。

こうやって入手
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/fdm/heat1d-e-glsc.c
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/fdm/heat1d-i-glsc.c
curl -O http://nalab.mind.meiji.ac.jp/~mk/program/fdm/heat1n-i-glsc.c



桂田 祐史