2.3 Runge-Kutta (ルンゲ-クッタ)法

漸化式

(7) $\displaystyle x_{j+1}=x_j+\frac{k_1+2k_2+2k_3+k_4}{6},$

ただし、

(8) $\displaystyle \left\{ \begin{array}{l} k_1 = h  f(t_j,x_j)  k_2 = h  f(t_j+...
..._3 = h  f(t_j+h/2,x_j+k_2/2)  k_4 = h  f(t_j+h,x_j+k_3) \end{array} \right.$

$ \{x_j\}_{j=1}^N$ を計算する方法を Runge-Kutta 法という 2

Runge-Kutta 法は、適度に簡単で、 そこそこの効率を持つ方法であるため、 常微分方程式の初期値問題の「定番の数値解法」としての地位を得ている。

プロでないユーザーとしては、

まずは Runge-Kutta 法でやってみて、それでダメなら考える
という態度で取り組めばいい、と思う。 どういう問題が Runge-Kutta 法で解くのにふさわしくないかは、 とりあえず置いておく。


Euler法の誤差が $ N$ の増加と共にどのように減っていくかについては、

「Euler 法の収束の速さ」
を参考にせよ。



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桂田 祐史