ソース・プログラムや、計算結果の数値出力などの形式は、 たいていの場合、いわゆるテキスト・ファイルです。
短いものは verbatim 環境を使って、取り込むことができます。 例えば
\begin{verbatim} #include <stdio.h> int main(void) { printf("Hello, world\n"); return 0; } \end{verbatim} |
しかし、 ソース・プログラムなどを修正した場合に頻繁にコピペをやり直すのは 案外と面倒なものです。
\verbatimtabinput[タブのカラム数]{ファイル名} や \listinginput{最初の行番号}{ファイル名} を使うことを勧めます。
どちらも使うためには、\begin{document} の前 (プリアンブルと呼びます) に
\usepackage{moreverb} |
\verbatimtabinput{} を使う例 |
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle} \usepackage{moreverb}% パッケージを組み込む ← これが必要 \begin{document} ... 以下に \texttt{hello.c} のソース・プログラムを示す。 \verbatimtabinput[4]{hello.c} ... \end{document} |
こんなふうに組版されます |
以下に hello.c のソース・プログラムを示す。
#include <stdio.h> int main(void) { printf("Hello, world.\n"); return 0; } |
\listinginput{} を使う例 |
\documentclass[12pt,leqno]{jarticle} \usepackage{moreverb}% パッケージを組み込む ←重要 \begin{document} ... 以下に \texttt{hello.c} のソース・プログラムを示す。 \listinginput{1}{hello.c} ... \end{document} |
こんなふうに組版されます (行番号つき) |
以下に hello.c のソース・プログラムを示す。
1 #include <stdio.h> 2 3 int main(void) 4 { 5 printf("Hello, world.\n"); 6 return 0; 7 } |
桂田 祐史