10.1 概要

LATEX は、多くの人達の努力により、 色々なグラフィックス・データを取り込めるようになっている。

具体的に何が出来るかは使用する印刷・表示用のドライバーに依存し、 対応状況は結構頻繁に変化している。 かなり良くなっていて、 もう少しで誰でもトラブル・フリーで出来るようになる、 その一歩手前だろうか。 運が悪いと「はまる」かもしれないが、そこでめげないように。

(1)
ドライバーを指定するオプションは最初に指定しておくのが良さそうである (ドライバーは他のパッケージとも関係するため、一番上でやっておくのが、 混乱が生じにくい)。 ドライバーの種類として、dvipdfmx, dvipdfm, dvips, dviout など色々ある。 ずっと以前は Windows では dviout, UNIX では dvips というのが多かったが、 最近の日本語環境では dvipdfmx を使うのが良いようだ。
\documentclass[12pt,...,dvipdfmx]{jarticle}
のように \documentclass{} のオプションで指定する。
(2)
グラフィックス取り込み用のパッケージとして、 graphics, graphicx があるが、 とりあえず graphicx で良い。
\usepackage{graphicx}
(3)
画像ファイルを取り込みたいところで、
\includegraphics[オプション]{ファイル名}
とする。例えば
\includegraphics[width=15cm]{mygraph.png}




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桂田 祐史